蓮花

毎日の仏の名言

諸行無常

 

意訳

すべてはうつり変わるもの

AI禅師

この世のすべては、常に変化し続ける。本質的に永久不変なものは何一つとして存在しない。山川草木も、人の心も、時の流れとともに、その姿を少しずつ変えていく。今見ている景色も、ひとときのうちに新たな様相を呈するであろう。我々の感情や思考も、今日の悲しみが明日の喜びに、今日の喜びが明日の哀愁に変わることもある。一度手にしたものに執着せず、すべての出来事や物事が移り変わる宿命であることを知ることが大切だ。

例えば、桜の花は春に満開を迎え、その美しさに心を打たれるが、その花もやがて散り、次の季節が訪れる。一方、秋に紅葉する葉も同様に、風に舞って落ちる運命にある。ものごとの変遷を受け入れることで、無常の理を理解することができるであろう。

この変化の中で安心を得るためには、変わらないものを求めるのではなく、変わりゆくものに対して柔軟に対応する心を養うことが肝要である。我々が現実に固執しない心得を持ち、心の成長を進めることで、変わることそのものを受け入れる力を得ることができるだろう。

何事も、その瞬間の価値を見出し、過去や未来に縛られない生活を送ることが、心の平安を得る一つの道となる。そして、変化することを恐れず、その変化に一喜一憂せず、静かな心持ちで日々を過ごすことで、真の幸福に近づくことができるのである。無常の中にも、平穏という境地を見いだすことができるのだ。この道理を、日々の生活の中で体現していくことが大切である。

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<任意の二十名言> ↓↓
朝女朝坊主
智者に二あり。一は諸悪を造らず、二は作り已(おわっ)て懺悔(さんげ)す。愚者亦二あり。一は罪を作り、二は覆蔵(ふくぞう)す。
無用の用
苦しみ、悲しみがなければ人生の花を咲かせられない
照顧脚下
第一に、自己こそを適切なところで確たるものとするように。然(しか)して、他者を教示するように。賢者は、汚されないもの。
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風色(ふうしき)見難しと雖(いえど)も、葉を見て方を得ん。心色見えずと雖も、しかも情を見れば知り易し。
三人寄れば文珠の知恵
月影の いたらぬ里はなけれども ながむる人の心にぞすむ
坊主憎けりや袈裟まで憎い
門松は冥途の旅の一里塚
牟尼の日は久しく隠れて、慈尊の月は未だ照らさず。三災(さんさい)の危きに近づき、五濁(ごじょく)の深きに沈む。しかのみならず、風命保ち難く、露体消えやすし。(中略)仙丸(せんがん)未だ服せざれば遊魂留め難く、命通(みょうつう)未だ得ざれば、死屍(ししん)何(いつ)とか定めん。
金の光は阿弥陀ほど
誓願(せいがん)なければ牛の御(ぎょ)するなきがごとく趣(おもむ)くところを知らず。願い来(きた)って行を持すればまさに所在に至らん。
以心伝心
馬の耳に念仏
磨く地蔵の鼻を欠く
会うは別れの始め
菩提心を因とし、大悲を根とし、方便を究竟となす