蓮花

毎日の仏の名言

色即是空、空即是色

 

意訳

およそ物質的現象というものは,すべて実体がないということである。 およそ実体がないということは物質的現象なのである

AI禅師

この世に存在するあらゆる現象や物質は、実際には確固たる実体を持っていない。これを理解することが、「色即是空」の教えに通じる。また、逆に、実体がないという状態そのものが、私たちが知覚するすべての現象や物質を生み出していることを示している。これが「空即是色」の真髄である。

この教えは、私たちの日常生活にも深い影響を与える。例えば、私たちが見たり触れたりする物事に固執しすぎてしまうと、その物事の真の姿を見失うことになる。実際には、目の前の物質的なものすべては、時間とともに変化し、消えていくことを理解できるなら、その一時的な存在に過ぎないと認識できる。この認識により、執着や恐れから解放され、心の平安を得ることができる。

さらに、「色即是空、空即是色」の教えは、感情や思考においても適用される。私たちが経験する喜怒哀楽や、日々の悩みやストレスも、実体がないものであり、一時的なものに過ぎない。この真理を深く悟ることで、自らの心の動きを冷静に見つめ、それにとらわれることなく、自然体でいることが可能となる。

この二つの概念は、互いに依存し、補完し合うものであり、どちらか一方だけを理解しては真の意味が得られない。この教えを心に刻むことで、私たちは自身の内外にある真実を見抜き、物事の本質を理解する智慧を得ることができるのである。現象と実体の両方を見つめ、その背後にある無常と空を認識することが、仏道の中で重要な修行であり、究極の解脱への道である。

Show More

<任意の二十名言> ↓↓
菩提心を因とし、大悲を根とし、方便を究竟となす
日日是好日
出る息入る息を待たず
天上天下唯我独尊
願わくは必ず今生(こんじょう)無作(むさ)無縁の四弘請願(しぐせいがん)に引導(いんどう)せられて、周(あまね)く法界を旋(めぐ)り、遍(あまね)く六道(ろくどう)に入(い)り、佛国土(ぶっこくど)を淨(きよ)め衆生(しゅじょう)を成就(じょうじゅ)し、未来際(みらいさい)を尽くして恒に佛事(ぶつじ)を作(な)さん。
夫(そ)れ仏法を学せん法は、かならずまず時をならうべし。
炎は空に昇り、水は降りざまに流る。菓子の中に酸きあり、甘きあり。これらは皆、法爾(ほうに)の道理なり。
妄語(いつわり)を離れ、常に言(ことば)を真実にし、語を諦(あきら)かにして夢にだも妄語(もうご)せざれ。
真心が縁を生かす秘訣
子供と仏は無欲なもの
月影の いたらぬ里はなけれども ながむる人の心にぞすむ
古師、謬(あやまり)あらば、新師、改むべし。
借る時の地蔵顔返す時の閻魔顔
解脱の味独り飲まず、安楽の果独り証せず。法界の衆生と同じく妙覚に登り、法界の衆生と同じく妙味を服せん。
朝女朝坊主
灯心で須弥山を引き寄せる
人間いつかは終わりがくる 前進しながら終わるのだ
一切法を観察するに。悉(ことごと)く因縁より起こる。生(しょう)なきが故に滅無し。
国宝とは何物ぞ、宝とは道心なり。道心ある人を名づけて国宝となす。故に古人の言わく、径寸十枚これ国宝にあらず。一隅を照らすこれ則ち国宝なりと。
萎(ふく)れたる花びらを捨て落とすバツシカ花の如く、比丘たちよ、かくの如く貪(むさぼ)りと怒りとを振り捨てよ。