蓮花

毎日の仏の名言

泥中の蓮

 

解説

汚れた境遇の中で育っても、泥の中の蓮のように美しさを保つことができる意。

AI禅師

蓮は泥の中から生長し、その美しい花を咲かせます。これに対して、我々人間もまた、困難や試練に包まれた環境から抜け出し、高潔な心を維持し続けることができるという教えが人生に与えられているのです。禅の教えは、逆境にあっても内面の純粋さと清らかさを失わないことの大切さを説きます。それゆえに、どのような境遇にあっても自らの心を磨くことが求められます。

私たちは時に、周囲の状況や他者からの影響により、自分自身を見失いがちですが、蓮のように、自らの内に秘めた美しさを見つけ、それを輝かせることが重要です。泥は浄化と変容の象徴ともなり、その中でこそ真の成長が遂げられるのです。現実の世界では、障害や困難は避けられませんが、それを通じて自己を高める機会と捉えるべきです。

仏教では、心の清らかさと智慧を持つことが非常に重視され、それによって迷いを脱し、悟りの境地に至ることができるとされます。また、他者の苦しみや悲しみを共感し、支えることで自らの心も浄化されていくのです。人間関係や社会の中で、多くの挑戦や試練が待ち受けていても、それを乗り越え、内面の清らかさを保つことが我々の使命です。

このように、人生の中でどのような状況にあっても、心の美しさを損なうことなく、むしろそれを磨き上げていくことが成長の鍵となります。蓮の花のように、泥の中からでも清らかに咲き誇ることを目指し、日々の修行と自己鍛錬を続けることが望ましいのです。私たちの心が清らかであれば、周囲の世界もまた、美しく豊かになるでしょう。

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<任意の二十名言> ↓↓
信ありて解(げ)なければ無明(むみょう)を増長し、解ありて信なければ邪見を増長す。信と解と円通してまさに行の本となる。
生死事大、無常迅速、各宜覚醒、慎勿放逸
無用の用
餓鬼の断食
大いなるかな心(しん)や。天の高きは極むべからざるなり。しかるに心(しん)は天の上に出ず。地の厚きは測るべからざるなり。しかるに心(しん)は地の下に出ず。
坊主憎けりや袈裟まで憎い
仏作って魂入れず
一切法を観察するに。悉(ことごと)く因縁より起こる。生(しょう)なきが故に滅無し。
眠りえぬものに夜は長く、疲れたる者に五里の路はながし。正法を知ることのなき愚かなる者に、生死の輪廻は長し。
寺から出れば坊主
九年面壁
地獄で仏
生ぜしもひとりなり、死するも独りなり。されば人と共に住するも独りなり、そ(添)いは(果)つべき人なき故なり。
諸法無我
この一日の身命(しんめい)は、とうとぶべき身命(しんめい)なり、とうとぶべき形骸(けいがい)なり。
身は独落のごとく、口は春蛙のごとく、心は風灯のごとく、散逸を以ての故に、法、現前せず。
善悪は地獄極楽
借る時の地蔵顔返す時の閻魔顔
生ける時、善を作(な)さずんば、死する日、獄(ごく)の薪(たきぎ)と成らん。
我終(つい)に世間と諍(あらそ)はず。何を以っての故に。世智に有と説かば、我も亦有と説き、世智に無と説かば、我も亦無と説く。